【🎥映画の紹介(えいがの しょうかい)】『ボストン1947(ぼすとん1947)』『再会長江(さいかいちょうこう)』
松本
ボストン1947
千葉劇場では9月中旬まで上映しているとおもいます(043-227-4591 千葉劇場:千葉市中央区3-8-8)
「ボストン1947」中心人物は3人のマラソンランナーです。1人は若い現役ランナー、1人はコーチ兼ランナー、あと1人はマラソンの監督です。
時代は1936年のベルリンオリンピックのマラソン競技を背景としています。1位ソン・ギジョン、2位ナム・スンニョンの選手は韓国人なのに、日本名で出場し、日の丸を背負わされたという事実からはじまります。その後アメリカで1947に開催された「ボストンマラソン」に参加することになります。しかし、2000万ドルの参加保障費用と、「アメリカ」の属国として臨まなければならないという重圧をどのようにして克服していくかというところに焦点があてられていきます。ユニホームにはアメリカの星条旗が印刷されていて、韓国の旗は使えません。
また若い選手ソ・ユウボクを育てるという苦労にも直面します。歴史の陰に隠された、祖国解放から朝鮮戦争へ移行する間の時代の真実に迫ります。
「知らなかった時代背景と感動の結末」を体験できるとおもいますので、結果はご覧になってのお楽しみです。
再会長江
竹内亮監督作品、「再会長江」はメディアが伝えない中国を撮った映画ですが、7つの国際的な賞をドキュメンタリー部門で受賞しています。2022,2023年に話題になったのです。制作に10年というところを評価する人もいます。見てのお楽しみです。ナレーターは小島瑠璃子ですので、どのように中国語と日本語を入れているのかにも興味があります。今週末から千葉劇場で上映が始まります。