【🎥映画(えいが)の紹介(しょうかい)】「35年目(ねんめ)のラブレター(らぶれたー)」
35年目のラブレター公式サイト
千葉市のイオンモール幕張新都心でみてきました。感想です。
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字が読めない、書けないことで、
- 生活にどれほどの支障があるのか
- 社会的な困難に立ち向かわないといけないのか
- 自尊心が傷つけられ、生きること自体を否定されるような気持ちになるのか
主人公の日常から苦しい思いをひしひしと感じました。
定年退職後、主人公は夜間中学に通うことになります。妻にラブレターを書きたい一心で、文字を学びます。
クラスメイトには、外国ルーツの生徒や、他人との接触が苦手で、衝立の中で学んでいる生徒もいます。さまざまな生徒や先生たちと触れ合いながら、主人公は字を学ぶことにとどまらず、温かい交流の場もつくっていきます。
重い雰囲気でのスタートでしたが、最後はほっこりとさわやかな印象で終わりました。
ちば自主夜間中学にも、多くの生徒がきます。この映画のように、地域の交流の場にもなっています。
夜間中学について、広くみなさんに知っていただくきっかけになればと思います。
(スタッフ 松井)
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過日、友人と「35年目のラブレター」を見て参りました。
教室の一隅、テント内で学ぶ「人に馴染めない」若者が下校する際、クラスのみんなは後ろ向きに立って「さよなら」と声をかけ、そして、いつの間にか若者が馴染める光景を作りあげていく場面は、我が息子にも孫にも見てほしいと思いました。
映画全体を通じ、暮らしに切実な困難があればこそ「学び」と「つながり」を求める強い思いに深く共感いたしました。
生徒の鶴瓶さんも、先生の安田顕さんも良かったです!
(会員 森田)