「第38回 夜間中学増設運動全国交流集会 in 埼玉」ご報告
8月24日 埼玉会館
25日 かわぐち市民パートナーステーション
当会から7名が参加しました。
交流集会では「全都道府県に夜間中学校の開校促進」に関する基調講演から始まり、
- 教育機会確保法の見直しに関する要望について
- 自主夜間中学の施設利用実態
- 全国各地の動向
という3つの課題を柱に議論が行われました。
これにより、それぞれの地域の夜間中学の特徴や現状を知ることができると同時に、全国の夜間中学が共通して抱えている問題も浮き彫りになりました。
また、生徒体験発表ではお二人の生徒さんのお話を伺いました。「最初は不安だったが、楽しく通っている」「クラスで色々な国の友だちができた」と嬉しそうに話す姿から、充実した学校生活を送っている様子が窺えました。
2日間を通し、夜間中学の本来の役割と夜間中学を必要とする人びとの多様化について考えを深めることができました。特に、当事者である生徒さんが年齢や国籍の異なるクラスメイトを「友だち」と自然に表現していたことが印象的で、さまざまな背景をもつ人びとが共に暮らす多文化共生のヒントがここに隠されているのではないかと強く感じています。
(まとめ:今 千春)
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1日目、全体会において、全国各地の夜間中学の現況が報告されました。浮き彫りになった成果と課題を共有することで、将来への展望を持つことができました。
1日目の夜。懇親会の席上で、NPO法人「松戸市に夜間中学校をつくる市民の会」の皆さんが、気持ち良い酔い心地の中、校歌(本校:松戸市立第一中学校の校歌)を披露。歌う様子から、苦楽をともにしている仲間の絆を感じました。
二日間の全日程終了後に記念撮影。参加した「ちば自主夜間中学をつくる会」のスタッフの笑顔が素敵!
浦和PARCO9階の市民活動センターフロアに、「全国夜間中学、自主夜間中学紹介コーナー」が設置されました。今年6月、千葉市の「きぼーる」で開催されたピースフェアに出品した「ちば自主夜間中学」を紹介するパネルを展示。多くの市民が展示作品に興味を示していました。