【映画の紹介(えいがの しょうかい)】『学校』(がっこう)
『学校』
主演:西田敏行(黒井先生役) 監督:山田洋次 1993年 2時間8分
《紹介者:スタッフM》
東京の下町にある「夜間中学」が舞台です。
雪が降りそうな寒い日、3年生のあるクラスで、生徒たちが卒業式を前に、思い出を作文にしています。
- 「だれでも いつでも 入学できます」と書いてある看板の前で、座り込んでいたら、先生に声をかけてもらえたと話す生徒
- 昼間の中学校には行けなかったけれど、ここならと入学を決めた生徒
- 56歳になって初めて学校でひらがなを習った在日のお母さん
- 昼間ひるまは疲れるまで働き、夜学校に通ってくる生徒
- 中国残留孤児の母親と一緒に日本に来たけれど日本になじめなかった生徒
- 競馬新聞でカタカナを覚えた50歳すぎの生徒
1人1人の思い出が映像として流れます。
映画の中では季節も時間もうつりかわりますが、たった1日の話です。最後には雪が降ってきました。
昭和の時代の光景が満載で、今ではありえないことですが、学校内で喫煙をしていたり、車のサンルーフから走行中に顔を出していたりと、以前の日本の日常を知ることもできます。
NETFLIX、Amazon Primeなどで配信されています。
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